研究基盤センター各部門のご紹介

アイソトープ部門アイソトープ部門

アイソトープ部門は、法令に基づく放射性同位元素使用施設として、放射性同位元素の利用を通じた教育・研究促進と放射線防護のために必要不可欠な安全管理等を実施するとともに、施設内のRI非管理区域における分析機器の供用、分析計測サービスを実施しています。


機器分析部門機器分析部門

機器分析部門は、個々の研究者や研究室が購入困難な大型化・高性能化した先端機器を集中管理し、高性能な状態を保って多くの研究者が共同利用できるように務めています。現在、高性能の各種分析電子顕微鏡、高分解能多機能X線回折装置、レーザーラマン分光光度計、デジタル核磁気共鳴装置などが設置され、学内の教育研究だけでなく、学外の研究者へと門戸を広げています。


極低温部門極低温部門

極低温部門は高圧ガス保安法に則り、液体窒素(沸点-196℃)の管理・供給、液体ヘリウム(沸点-269℃)の製造・管理・供給を行っています。これらの寒剤は容易に極低温環境を実現するため、本学のあらゆる自然科学系分野の研究に様々な形で利用されています。 学内利用者への安定的な供給を維持すると共に、利用者の保安教育にも力を入れています。またこれらの活動に加え、利用者への低温技術のサポート等を実施しています。


加速器部門加速器部門

本部門は、加速器の共同利用を通した教育研究支援に関する業務を行うため、平成27年度から研究基盤センターに設置されました。
1.7MVタンデム静電加速器(Pelletron 5SDH2)は、陽子、He、そして希ガスを除くほとんど全ての安定同位体イオンを10MeV程度まで加速することができ、広範な物性研究に利用できます。元素分析として、ラザフォード後方散乱分光法(RBS)等により、物質表面近傍の元素分布の分析、試料中の含有元素同定の分析が可能です。また物質表面改質、 機能性材料創製のための局所的エネルギー付与ができます。これらを通じて、原子・物性物理学、ビーム科学、材料工学、原子力工学、地球科学、考古学、生物学、環境科学など、 極めて広範な分野で有力な装置になっています。今後は、役割を学内だけでなく、広く学外へと広げ、全国の加速器関係施設の中核となるよう努めてまいります。


動物機能解析部門動物機能解析部門 (神戸大学ライフサイエンスラボラトリー)

動物実験における教育・研究の更なる推進、実験動物の飼育環境の整備、動物実験における安全管理の強化、動物実験に係るコンプライアンスの確立、を目的に「完全個別換気ケージシステム」を取り入れた最新鋭の医科学・生命科学の趨勢に対処するために集約化された統合動物実験教育研究施設で、部局・専攻横断型の拠点形成、高度な研究をサポートする実験動物技術者の養成を目指します。


放射線統括安全管理室放射線統括安全管理室

放射線統括安全管理室は、神戸大学の放射線施設、放射性物質、放射線装置の安全管理および教職員等の放射線安全管理全般を統括する目的で設置されました。各施設、部局等と調整しながら学内の放射線安全管理を進めていきます。


研究設備サポート推進室研究設備サポート推進室

神戸大学研究基盤センターは平成27年度4月に改組されました。改組の中核は研究設備サポート推進室の設置と加速器部門の編入です。現在、本センターは研究設備サポート推進室と研究支援室という二つの組織が協力して活動しています。
研究支援室は4部門からなる機器利用の組織です。これまで六甲台地区の「アイソトープ部門」「機器分析部門」「極低温部門」は本センターの部門として活動してきました。平成27年度4月以降、この3部門に加えて、深江キャンパスのタンデム静電加速器を「加速器部門」として本センターに編入し、合わせて4部門を研究支援室としてまとめました。
新設の研究設備サポート推進室は4部門が個別に進めてきた利用者サービスを統括して扱うとともに、全学の研究設備の共同利用化の推進やリユース機器の再利用、人材育成、学内の研究機器のデータベース管理等を行います。また、六甲台キャンパス以外に医学研究科や海事科学研究科にも大学には重要な機器が存在します。これら地域の機器利用についても本サポート推進室は連携いたします。
サポート推進室は全学の自然科学系の研究・教育活動の支援業務を行って、大学の学術研究を促進することが目標です。その達成のために、学内の方々のご協力が何よりも欠かせません。今後とも、本サポート推進室に対するご指導ご鞭撻、またご支援のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。


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