
装置概要
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1. 原子吸光分析法とは 遊離基底状態の原子(原子化された元素)が同種の元素から放射された特定波長の光(主として共鳴線)を吸収する現象を利用して,対象とする元素の濃度を分析する方法です. 測定では,高温で原子化してた試料蒸気に(測定対象元素用の)ホローカソードランプ(中空陰極管)から放射された光を照射し,特定波長での試料による光の吸収強度を測定することによって試料溶液中の測定対象元素の濃度を決定します. 2. 装置の特徴 偏光ゼーマン法を利用する偏光2信号測光法を採用しており,バックグランドの影響を除去した高精度の測定が可能です. 試料の原子化(アトマイズ)法として フレーム法とグラファイト法の2方式の利用が可能な装置です. |
装置仕様
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光源部: 四本のポローカソードランプを装填できます.(ただし,通電できるのは2本) アトマイズ部: フレーム法用のバーナーとグラファイト法のグラファイト炉を備えています (当面はフレーム法による測定だけの利用をお願い致します. フレーム用ガスとして空気―アセチレンが用意されています.) 測光部: 大型回折格子を使用した明るく高分散の分光器を備えています。 データ処理部: CRTを通したコンピュータとの対話形式の簡単な操作で測定を行うことができます. <分光部の仕様> 測光方式: 偏光2信号測光法 測定領域: 190〜900 nm マウンティング: ツェルニ・ターナ 焦点距離: 450 mm 分解能: 1.2 nm/mm |
使用に当たって
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1. 測定試料について 現在の装置で測定できる元素: Ag, Au, Bi, Ca, Cd, Co, Cr, Cs, Cu, Fe, Ga, Hg, In, Ir, K, La, Li, Mg, Mn, Mo, Na, Ni, Pb, Pd, Pt, Rb, Ph, Ru, Sb, Sr, Tc, Tl, Zn なお,装置を傷めるため,フッ酸により溶解した試料溶液の測定はできません. 2. 使用に当たっての注意 oホローカソードランプは装置使用者が持参ください。 o試料調製に必要な器具(ビーカー,メスフラスコ,マイクロピペット等)や純水は装置使用者が持参 ください。なお,フレーム法により測定を行う場合,試料吸入以外の待機時は装置に純水を吸わせて おく必要があるため,十分な量の純水を御持参下さい. o検量線の作成用の標準溶液は装置使用者が調製して持参ください。 o測定の際,器具の洗浄等が必要になることがあります.洗浄液等を流し等に流すことは許されません ので,装置使用者が廃液容器を持参し,測定後,お持ち帰り下さい. o装置使用中は必ず換気(ダクトを使用)を行ってください。 o一人での測定は許可されません。 o使用中、故障、破損した場合は必ず管理者に連絡してください。 oアセチレンおよびアルゴンガスボンベの残量が少なくなりましたら,管理者に連絡してください. なお,アセチレンガスをボンベの残存圧(1次圧)5 kg/cm2以下の状態で使用すると装置の損傷や ガス漏れを起こす危険があります.1次圧が5 kg/cm2以下になりそうな場合は測定を終了し, 管理者にアセチレンボンベの手配を依頼してください. o利用の際には測定室内の利用簿に必ず記入してください。 *測定中は,換気に十分に気をつけてください。 終りに この装置では多数の元素の微量分析が比較的簡単にできます。この装置を皆様の研究に お役立て下さい.多数の方の御利用をお待ちしています。 |