多元素シーケンシャル型ICP発光分析装置(ICP)

icp

装置概要

誘導結合プラズマ(ICP)により励起された原子およびイオンからの共鳴発光線を観測することにより、原子の特定および存在量の決定を行う。本装置は、より多元素を高速高精度に分析可能とする高性能なシーケンシャル型ICP発光分析装置であり、Al、P、Sなどを含む73元素の定性分析と定量分析をppmからppbオーダーで行うことが可能です。

装置特徴

高感度分析: 光学系を改良することにより、光学系のF値と入射ミラーの反射率が向上し飛躍的に感度向上を実現しました。
高分解能: 4320本/mm回折格子採用機種においては、世界最高レベルの分解能0.0045nmを実現しています。
耐マトリックス: マトリックスに強い側面観察であらゆる試料をダイレクトに導入し高感度分析できます。
多彩な分光器システムとツインシーケンシャル分析目的に応じて、各種分光器を選択することが可能。また、独立した2台の直接測光方式の分光器は広い波長範囲で、同時駆動・同時測定を可能とし、定量分析速度は、約20元素/分と高速です。