核磁気共鳴装置(NMR2)
概要
核磁気共鳴装置(NMR)は有機、有機金属および無機化合物の原子配置、電子構造の解明、生体関連物質の構造解析、反応過程の追跡、化学平衡の解明などを行うことができます。本装置は、液体試料用検出器、および、固体試料用検出器を備えており、溶液サンプルおよび固体状態サンプルを測定することができます。また温度コントローラーが備え付けられており、-65~150℃での測定が可能です。
仕様及び使用上の注意
1.装置 Varian社Unity INOVA-400型NMR装置
超伝導磁石
9.4 Tesla (共鳴周波数 400 MHz for 1H)
検出器
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溶液試料観測用
- 5 mm 1H観測多核種用インダイレクトプローブ(室温専用)
- 5 mm 1H19F/13C31P 4核用プローブ(温度可変)
- 5 mm 1H19F/15N ~31P多核種用プローブ(温度可変)
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固体試料観測用
- MASプローブ
2.使用上の注意
- ペースメーカーをつけている人の入室は禁止します。
- 腕時計、携帯電話、磁気カード、クリップ、鉄製工具などを装置に近づけないようにしてください。
- 装置に異常が認められたときは、速やかに保守担当者に連絡してください。むやみにshutdown するとますます状況が悪化することがあります。
- クエンチが発生した場合は速やかに退出してください。
- 測定終了後は、使用記録に記入し、必ず施錠して退出してください。